学会誌1月号に掲載されるものと要項の一部が変更されております.本ページに記載のものが最新版です.
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第36期 (令和6年6月1日~令和7年5月31日)役員理事名簿
可視化情報学会では,可視化情報学会賞(論文賞,技術賞,奨励賞,映像賞)の応募期限を3月1日(金)に延長しました.
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本学会は昭和56年に『流れの可視化学会』としてスタートし,平成18年には創立25周年を迎えました.
流れの可視化は流れ場の速度・温度など熱物質移動を非接触で定量的に多次元計測するための方法として発展を続け,現在では機械・造船・航空・宇宙・土木・建築・海洋・気象などの理工学分野に加え,医学・農学・環境学といった様々な分野で有力な研究・開発手段として活用されるようになりました.
本学会は,流れの可視化に関する研究・開発において,世界の「流れの可視化技術」をリードしてきました.
さらに、近年はビジネス・製造分野,文化の保存やe-learningなどの分野にも拡大し続ける「情報の可視化」に関する研究・開発にも積極的に取り組んでいます.
また,最新トピックスに注目した研究解説記事や,情報の可視化,三次元ディスプレイ,流れの可視化のためのハードウェアといった分野の最新レビュー記事を掲載した学会誌を年3回発行しており,学会員の皆様の研究・開発活動にご活用いただいております.
可視化に関する研究やサービスに従事する方,可視化情報に関心のある方.
※大学院博士課程に在学中の方,ならびに,聴講生および研究生の方は,正会員としてお申し込みください.
大学院修士課程,大学,工業高等専門学校,高等学校及びこれらに準ずる学校に在学中の方.
本学会の目的,事業に賛同する個人または団体
会員種別 | 入会金 | 年会費 |
正会員 | 1,000円 | 9,800円 |
学生会員 | 1,000円 | 3,000円 |
賛助会員 | 10,000円 | 35,000円(一口) |
*本学会の事業年度は,毎年6月1日に始まり,翌年5月31日に終わります.
*シニア会員は年会費を半額とし、シンポジウムおよび全国講演会の参加費およ
び講演論文集代を無料とする。
なお、本会の会計年度は6月~翌年5月ですが、3月1日~5月31日にご入会頂いた場合には、入会年度は申込日の翌年度入会となります。申込日年度でのご入会を希望される方は、担当(vsj@asas-mail.jp)までご連絡下さい。
本会に登録された個人情報は,漏洩なく,適正に取扱います.
会員管理,会務をはじめとする活動の連絡,書籍案内,講習会・イベント等の行事案内,その他本会の活動に関して付随する業務を達成するために利用し,本会の活動以外には利用いたしません.
本学会は適格請求書の発行はできかねます事をご了承ください。
入会に関するお問い合わせはこちらへお願い致します.
【事務局】
〒114-0034 東京都北区上十条 3-29-20 アルボォル上十条 103
TEL: 03-5993-5020
FAX: 03-5993-5026
E-mail: office @ vsj.jp
【会員管理・会計業務委託先一般社団法人 学会支援機構】
〒112-0012
東京都文京区大塚5-3-13
D’s VARIE 新大塚ビル4F
Tel 03-5981-6011
Fax 03-5981-6012
Email vsj @ asas-mail.jp
問い合わせ(全般):
一般社団法人 可視化情報学会 事務局
〒114-0034 東京都北区上十条 3-29-20 アルボォル上十条 103
TEL: 03-5993-5020
FAX: 03-5993-5026
E-mail: office _at_ vsj.jp( _at_ をアットマークに)
問い合わせ(会員情報):
一般社団法人 学会支援機構
〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13 D’s VARIE 新大塚ビル4F
Tel 03-5981-6011
Fax 03-5981-6012
Email vsj _at_ asas-mail.jp( _at_ をアットマークに)
Inaugural Address by the President for the Thirty-fifth Term
Jun SAKAKIBARA
2023年8月8日に開催された可視化情報学会通常総会ならびに臨時理事会におきまして,第 35 期の会長に推挙され,就任することとなりました.どうぞよろしくお願いいたします.
本学会は,1973年に開催された「第1回流れの可視化シンポジウム」を起源として,1981 年に発足した「流れの可視化学会」を経て,1990年に「社団法人可視 化情報学会」として発足しました.その後,2011年には一般社団法人へと移行し,現在に至ります.毎年1回 開催されてきた可視化情報シンポジウムは本年で 51 回目にあたり,半世紀を超える歴史のある本学会の会長就任は光栄であるとともに,責任の重さを痛感しております.
私が可視化情報シンポジウムに初めて参加したのは,社団法人化直後の1991年でした.霞ヶ関の国立教育会館で開かれた当時のシンポジウムでは,従来の流れの可視化手法に加え,デジタル技術を用いた流体の温度や速度の測定法に関する講演が多くを占めていました.その後,同シンポジウムには「流れ」を対象とした研究以外にも,芸術や人文科学,社会科学などの分野を対象とした研究が多く加わるようになりました.自身の研究分野の学会に留まっていては決して出会うことの無いような研究者と知り合うことができるのは,本学会の大きな特色です.まさに分野横断型の学会であり,学術界の様々な分野に横串を通す役割を担っていると思います.
昨年末,生成 AI の ChatGPT が出現して以来,情報分野を中心に我々の社会全体が大きく変わろうとしています.その中で,本学会会員の研究分野である「情報の可視化」は,ブラックボックス化している AI内部の可視化を通じて大きな注目を集めることが期待されています.一方で,もう一つの主要な研究分野である「流れの可視化」においても,最新のAI やデータサイエンスを研究に活用する取り組みが活発化しています.
こうした情報関連分野の研究が注目されている状況の中で,本学会による国際会議の主催がこれまで以上に重要性を増しています.来年4月には,本学会が主催する第1回目の情報の可視化に関する国際会議「1st Japan Visualization Symposium」(JapanVis)が開催されます.この国際会議は Journal of Visualization と連携して情報系の可視化に関する発表を幅広く集めることで,日本の国際的プレゼンスの向上を目指すと同時に,これまで情報系の可視化の学生発表の機会を提供してきた「ビジュアリゼーションワークショップ」を統合することで学生の国際会議体験を同時に提供します.また,本年10月 には超音波流速計による流れの計測技術に関する国際会議である「14th International Symposium on Ultrasonic Doppler Methods for Fluid Mechanics and Fluid Engineering」(ISUD 2023)が予定されています.さらに,PIV に関する国際会議である「16th International Symposium on Particle Image Velocimetry」(ISPIV 2025)も,2025年6月に東京で開催することが決定しています.先日,米国サンディエゴで開催された同国際会議のバンケットに於いて次回開催都市が東京であることが発表された際には,拍手と共に大きな歓声が上がりました.欧米の研究者にとって日本が極めて魅力的な国であり,学術交流の場として高く評価されている表れと言えるでしょう.加えて,流れの可視化に関する国際会議「International Symposium on Flow Visualization」(ISFV 2025)も ISPIV と同時期に東京で開催することがこの度決定しました.
このように,今後2年間を通じて本学会主催の国際会議が日本国内でいくつも開催されます.これは国際会議ラッシュとも言える時期であり,本学会の主催によって,我々のグローバルなプレゼンスを向上させると共に,国内外の研究者との研究交流を一段と進める画期的なチャンスと捉えることができます.学会執行部としては,会員の利便性を最優先に考えながら,こうした国内外シンポジウムに加えて,講習会の開催や,和文・英文論文集の発行,研究会などを通じて本学会の運営を進めてまいります.会員の皆様におかれましては,ご支援とご協力を心からお願い申し上げます.