- 動画提供:豊橋技術科学大学 横山博史氏
- ドアミラー後縁近傍に小さな段差が存在する際, ピーク音が発生する場合がある. 本研究では流れと音の直接計算により, こうしたピーク音が以下のような機構により発生することを明らかにした. 段差前縁から小さな渦構造が発生し, この渦構造は段差後縁で発生した渦構造と融合しながら発達し対流する. ドアミラー後縁まで到達した渦構造は, 壁面からの距離により対流速度の異なる2つの渦構造に分裂する. 対流速度の遅い渦構造とさらに上流の渦構造の間隔が狭くなることにより, 圧縮波が発生する. 発生した圧縮波が段差前縁を通過した直後, 粒子速度により段差前縁において流れのはく離によって生じている渦構造が引き伸ばされることで新たな渦が形成される.