講習会・セミナー
第46回 可視化フロンティア「PIV講習会2026-2」
概要
脱炭素社会のためには様々なシステムの最適化が重要であり,様々な流体機械の最適設計のためにPIV(粒子画像流速計測法)をはじめとする流れの可視化計測技術が活用されています.近年CFDなどCAEベースで短時間で効率的に設計することが重要となっています.CFDの高度化・汎用化が進み,設計に適した計算負荷の低い方法も提案されていますが,今もCFDで予測不能な現象は多く解析ツールの検証が不可欠です.適切なモデル化のためにも実現象の計測評価が欠かせません.
PIV計測技術の進歩は著しく,極めて複雑な流れを多次元で計測できる可能性が広がっています.また,多くのPIV計測システムが市販され,企業・大学等における技術導入が進んでいます.これらのシステムではトレーサ粒子像を撮影してソフトを動作させれば,何らかの「もっともらしい」データを得ることができます.正しい結果であると信じたいところですが,実は“もっと正しい”結果を得ることができるかもしれません.測定対象のシステムや機器が複雑で思いどおりに適用できない,綺麗な映像を得ることが難しいといった壁にぶつかることも少なくありません.測定対象の流れ場に適用できるのか?どのような工夫が必要なのか?使用法・適用法に関する情報が乏しいため,『こんなやり方でいいのか?』という点にすら不安を感じるのではないでしょうか.
近年はデータ駆動型の高度なPIVが登場し,PIVの可能性を更に広げています.PIVで何ができるのか?どこまでできるのか?PIVの今を詳しく,基礎から応用まで紹介します.
更に,PIVのみならずスカラー量計測も急速に発展しています.特にBOS法は市販され適用例,応用例が増えている注目の可視化計測法です.今回の講習会ではBOS法の第一人者により,基礎から応用まで詳しく紹介します.また,ZEB/ZEHやデータセンターの空調,極低温から1000Kを超える高温まで流体の温度分布と速度分布を同時に可視化する感温粒子法についても基礎から応用事例,近年の動向まで紹介します.
本講習会では,広く普及しつつある流れの可視化をよりよく理解し,適切に活用するための技術情報を提供します.様々な流れ場への適用事例,応用事例など適用可能範囲についての情報を提供します.本講習会により論理的,直感的な理解を深めることができます.企業・大学等の研究者,技術者,大学院生などのうち,流れの可視化計測をこれから実施しようとされている方,実施現場でお困りの方,これまで以上に活用したい方を対象としています.
日 時:
2026年6月16(火),23(火) 13:00-18:00 (12:45接続開始)
場 所:
オンライン開催(WebEx Meeting)(アーカイブ有(1週間))
アクセス:
ミーティングID,およびパスワードは開催日近くになりましたら参加登録者にお伝えします.
参加費:
可視化情報学会 正会員/賛助会員 (不課税) 20,000円,学生会員(不課税) 8,000円,協賛学会正会員/賛助会員(税込)22,000円,協賛学会学生会員(税込) 8,800円,非会員一般(税込)33,000円,非会員学生(税込)13,200円.(可視化情報学会の正員(教員)の研究室に所属する学生は,会員として申込できます.博士課程(後期)に在籍する方は「正会員」としてお申し込み下さい.)(Invoice制度未対応です)
外部サービス『イベントペイ』により受け付けます。上記参加費の他にイベントペイシステム利用料金220円がかかります.キャンセルはできません.万が一ご出席がかなわなくなった場合も規定どおりの参加費が発生致しますので,ご了承ください.その場合,代理の方のご参加が可能となります.
受講申込:
下記申込ページからお申込下さい.
申込ページ
参加申込期限:
2026年6月8日(月)
講習会テキスト:
開催近くになりましたら,参加登録者に電子メールで講義資料のダウンロードリンクを連絡します。
注意:
講義の内容の録画,録音,再配布等は固く禁じます。
連絡先:
東京電機大学 染矢 聡
E-mail: some@mail.dendai.ac.jp / 16345@ms.dendai.ac.jp
主催・協賛
主催:可視化情報学会
協賛:日本機械学会,日本原子力学会,日本混相流学会,日本伝熱学会,流体力学会,
プログラム(予定)
6月16日(火)
13:00~14:20 PIV基礎1 (講師:明治大学 榊原 潤)
14:30~15:50 PIV基礎2 (講師:明治大学 榊原 潤)
16:00~17:20 BOSの基礎と応用(講師:東京農工大学 田川 義之)
17:30~18:00 相談コーナー
6月23日(火)
13:00~14:20 データ駆動型モード分解によるPIVの先進計測 (講師:名古屋大学 野々村 拓)
14:30~15:50 感温粒子による温度速度同時計測法 (講師:東京電機大学 染矢 聡)
16:00~17:20 PIV発展 (講師:明治大学 榊原 潤)
17:30~18:00 相談コーナー
講義終了後に相談コーナーを設けます。講義内容に直接関連すること、直接の関係が薄い質問も受け付けます。実際に可視化を使っているが上手く行かないとか,こういう計測を行いたいがどういうシステムが必要かなど,講習では聞けなかった内容について自由に相談して頂くことが可能です。