学会の活動(第26期)
一般社団法人可視化情報学会は、昭和56年(1981年)に『流れの可視化学会』としてスタートし、本年で創立33周年の歴史となる。その間、会員諸氏の弛まない研鑽により、可視化に関する学術・技術は、理工学分野のみならず様々な分野で飛躍的に発展して、今や研究・開発・実践における有力な手段となってきた。さらに、近年はあらゆる分野で情報の種類、量とも飛躍的に増大しているため、社会からもその可視化についての期待は大きく、本会の果たすべき役割は今まで以上にますます重要になっている。会員の皆様のご協力のおかげで、明らかにすることのできた会員満足度向上に資するキーワードに基づき、今まで以上に、英文論文集や和文論文集、学会誌、各種書籍のさらなる充実をはじめ、国内外の会議やシンポジウムの主催や共催、講演会・講習会・研究会などの活発な開催、会員への情報アクセスの充実などを重点課題として実施する。さまざまな現象から得られるデータを人間に認識させるために、視覚を通じて情報化する可視化技術の本質を社会に普及させていくために、データ可視化・ビジュアル分析に関するワークショップ・講習会の企画、国際化をいっそう進めていく予定である。